こま犬の日記

おっさんのダイエットと寺社仏閣巡りや食べ歩き、たまにiDeCoとか

よしなしごと~負の遺産~

以前書いたように会社はコテコテの赤字の状態で相続した。

それとは別の話。

相続が終わってからしばらくして〇〇さんの相続人の方へみたいな封書が市役所から届く。

開けてみると市民税の滞納が150万円ほどありますので一度お越しいただけませんかって内容だった…w

後日役所に行き支払いについての話し合いをした。

「毎月1万円しか払えないっす」

「それじゃあ清算完了まで10年以上かかるので困ります。」

「無い袖は振れない。相続はしたので払いますが事情を勘案してもう少し柔軟な対応をお願いしたい。」

こんなやりとりを1時間くらいして何とか半年間限定で私の要望で妥結してもらえた。

やれやれと思ってると担当者から国保の窓口にも行っていただけませんかと言われた。

嫌な予感しかしない…

とりあえず国保の窓口に行ってみた。

「うちの親父の件で何かあるんでしょうか?」

「未納分がございまして…これです。」

目の前に書類が置かれる。

滞納の延滞金込みで500万円くらいの数字が書いてあった。

もう笑うしかなかったw

「この分の支払いに関してどうされます?」と問われる。

「…毎月1万円で」

国保はあっさりと了承してくれた。

半年間限定ってことで。

この話がおおよそ5年前かなぁ

なんて爆弾を置いて行ってくれたんだと思ったけど相手はもうこの世にいないので言える先が無いw

でも当時の手取りで14万円程の私からしたらとても厳しい支払いでした…w

そこから半年ごとに納付相談に行くんですがこっちは1万円しか払えないと言うと毎度毎度長時間の折衝になりました。

 

会社は借金まみれで私の収入は少ない。

でも、立て直しを行ってるのでいずれは清算できると思う。

なので時間をくれってのが私の話の持って行き方だったかな。

 

最後はだいたい担当が根負けする形で上席に相談に行って「今回だけですよ」と言って納付書を切ってくれる。

2年目くらいからは1万円で折れてくれなくなったので1,000円増しの1万1千円を払った。

国保の担当はおっさんから同い年くらいのねーさんに変わったけどなかなか手強かった。

その時の話の運び方は会社の立て直しはゆっくりだけど叶ってる。

「それなら支払額増やせますよね」と言うので老朽化した設備の投資や辛抱して付き合ってくれてる社員の待遇の改善を優先するので私の収入はまだ増やせないと答えた。

ただそれらがある程度の所まで出来たら次は私の収入を増やす事が出来ると思うのでもう少しこの額で付き合ってくれと言うとさすがに黙るしかなかったみたいでしぶしぶ納付書を切ってくれた。

 

3年目4年目も同じような感じで話たかなぁ

話し合いは私が押し切れるときもあれば逆にこっちが折れた時もあって月の払いは1万3千円くらいになってた。

そして去年の年末の支払いの話し合い。

着席と同時に国保担当から「次の半年分の支払いはもう少し上乗せして欲しいんですけど」と先制攻撃をくらう。

「今回は残債を一括で清算します」

「え?」

「やっとこさ私の給料を上げれるところまで来たんで」

ねーさんが目をまん丸にしてびっくりした顔は今でも忘れられないw

市民税課でも同じ話をして納付書をもらって銀行で支払った。

とりあえずこれで片付いたと胸をなでおろした。

 

でも年度が替わって給料が下がるなら分納にしとけばよかったかなぁとすこーしだけ後悔したかな…w