旅行~高千穂~
ツレに誘われて高千穂に。
高千穂神社で夜に開催される神楽を観た。
この神楽は年に一回行われる神事を観光客用に短くした簡易版みたいな感じだと説明を受けた。
神楽は天岩戸に籠もったアマテラス姉様を出す話。
なぜ、岩戸に籠もったのかのあらすじはこう。
イザナギさんは、言う事を聞かずにやりたい放題やっていたスサノオさんに「言う事聞かないんだったら勝手にしろ」と三下り半を突き付ける。
そう言われたスサノオさんは、それならってことで黄泉の国の母親に会いに行こうと向かう。
その前に高天原のアマテラス姉様の所へ。
スサノオさん「ねーさま、かーちゃんの所に行く前に来たよ^^」
しかし、暴れん坊のスサノオさんに自分が治めてる高天原を乗っ取られるんじゃないかと思ったアマテラス姉様は「うそ言いなや、私が治めてる所を乗っ取りにきたんでしょ!」と言いった。
「ちゃうって!マジで黄泉の国に行く前に寄っただけやって!」と言い返すスサノオさん。
アマテラス姉様は仕方なく「それじゃあ誓約の儀で証明しなさいよ!」と儀式を持ちかける。
誓約の儀は相手の持ち物を嚙み砕いて神様が生まれたら持ち主はウソは言ってない証明になる謎の儀式。
スサノオさんの剣をアマテラス姉様が嚙み砕くと三人の女神が生まれた。
アマテラス姉様さの勾玉をスサノオさんが噛み砕くと五人の男神が生まれた。
「ほら、僕の心が嘘を言ってない清い心だから美しい女神が生まれた!だから僕を信じて!」とスサノオさんが言う。
「ぬぐぐ・・・仕方ない・・・」てな感じでアマテラス姉様はスサノオさんを迎え入れた。
しかし、元が暴れん坊だったスサノオさんは高天原でも清い心?で暴れ回った。
「アマテラス様!大変ですっ!スサノオさんが畑を荒らしまわってます!」
「多分、そこは畑にしても良くないよって言ってくれてるのよ、きっと…」
「アマテラス様!大変ですっ!スサノオさんが用水路埋めてますっ!」
「その用水路の水が良くないって言ってくれてるのだと思うわ…」
「アマテラス様!大変ですっ!スサノオさんがあっちこっちで糞をしまくってます!」
「それは、たぶん、きっと…」
そんな出来事がアマテラス姉様を精神的に追い詰めた…
とどめは皮を剥いだ牛を機織り小屋の屋根から投げ入れ機織りをしてた娘が死んでしまった。
「もう無理…」
そして天岩戸へと籠ってしまう。
そのアマテラス姉様に天岩戸から出てきてもらう為に奮闘する神々の物語を神楽で舞う。
それが高千穂神社の夜神楽。
和楽器に合わせてそれぞれの神様に扮した神主が舞を披露する。
これを天孫降臨の地の高千穂神社で観るからスペシャル感がある。
見終わった後は夜の境内を軽く散策。
これも雰囲気があってとても良かった。
それにしてもスサノオさん暴れすぎ。
アマテラス姉様がかわいそうだなぁと思いました。